【更地はどうやって活用するの?】更地の土地活用方法教えます
更地は建物や構築物がなく、借地権などの使用を制限する権利がない土地のことです。
更地はそれ自体では収益を生み出さないため、土地活用をするには誰かに貸すか、建物を建てなければいけません。
それどころか更地にしておくと割高な税金を払っているのです。
今回はそんな更地の土地活用方法をお伝えします。
更地にしておくデメリット
土地活用をしないで更地になっている土地はあちこちにあります。
一見すると維持費もかからず、楽に管理できそうに思えますが、更地の状態で所有するのは実はリスクがあるのです。
税金は割高、管理もしづらくなります。
更地にしておくとどんなデメリットがあるのか、みていきましょう。
固定資産税が高くなる
まずは固定資産税です。
固定資産税は土地の上に居住用の建物が建っていると土地の税金が安くなります。
その減額は実に6分の1で、これば大きな減価といえます。
例えば1年間で24万円の固定資産税を支払っている土地は、建物を建てると固定資産税が4万円にまで減額されます。
都市計画税も3分の1になるため、減額は大きなものです。
相続税も高くなる
相続が発生すると納税するのが相続税です。
相続税も固定資産税や都市計画税と同じように、更地では割高な税制となっています。
相続税の場合は小規模住宅の特例といって事業用の土地や居住用の土地が要件を満たせば80%の減額です。
相続税評価額で2,000万円の土地が400万円まで評価が下げられます。
管理がしづらい
更地は建物などがないため、修繕費や維持費はほとんどかかりません。
その点は確かに楽な点ですが、不法侵入や樹木が育つことまでは防げません。
塀やフェンスをしておけば不法侵入はある程度防げますが、完全には防げないでしょう。
樹木も勝手に育っていきます。
これも定期的に伐採が必要です。
建物がない分、広い面積で植物は育っていきます。
建物にかかるコストはなくても、更地の管理は意外と大変なのです。
更地の活用方法
更地の土地活用方法となると多くの方法があります。
建物があるとその建物に用途が制約されたり、解体費用が発生したりします。
更地はそういった制約がないのです。
その土地上でもっとも効果的で効率的な活用ができます。
どんな土地活用の方法があるのか、みていきましょう。
賃貸アパートやマンション
土地活用と聞くと、真っ先に賃貸アパートやマンションを思い浮かべる人もいるでしょう。
更地の上に賃貸物件を建築し、これを賃貸に出して収益を上げます。
うまく運営すれば長い間、高い収益が得られるでしょう。
また、税金関係も居住用建物があることで減額されます。
賃貸物件の需要があるエリアでは有望な活用方法です。
戸建賃貸
賃貸アパートやマンションは駅から徒歩圏が好まれるなど、建築可能な場所が限定されます。
また、ある程度まとまった敷地が必要です。
ただ、戸建賃貸は少々駅から遠くても事業が成立します。
例えば郊外の団地であっても戸建賃貸は可能です。
戸建賃貸の主な借り手はファミリー層で、一度住み始めるとアパートやマンションよりも長く住んでくれます。
土地貸し
更地のまま土地だけを貸す方法もあります。
建物や構築物は借り手が設置してくれるので土地所有者は手間もお金もかかりません。
土地の維持費もほぼ固定資産税と都市計画税のみで土地の管理は借り手がしてくれます。
その反面、建物ごと貸す場合に比べて土地の地代は一般に安価です。
太陽光発電
更地上に太陽光発電システムを設置して発電、電気を電力会社に売却します。
郊外を車で走ると太陽光パネルを連ねた光景を見ることができます。
一度設置してしまえば20年程度は稼働可能です。
管理も建物に比べると多くありません。
問題は売電収入です。
電気の買取価格は年々下がっています。
今後もこの傾向は続くため、当初ほどの高収益は期待できません。
駐車場
駐車場経営は大きくコインパーキングと月極駐車場にわかれます。
駅前などで時間貸し駐車場の需要があればコインパーキング、住宅地などでは月極駐車場がおすすめです。
駐車場は建物が建たないくらいせまくても、土地のかたちが悪くても成立します。
最悪の場合、自動車一台分のスペースで成り立つのです。
収益の面では場所によってさまざまで、中には税金を支払ったら収益がほとんど残らない場所もあります。
資材置き場
更地の中には法規制で建物が建てられない、または建てても需要がない、といった土地もあります。
こうした土地では資材置き場などで活用を考えましょう。
資材置き場は初期費用もほとんどかからない代わりに、収益性は決して高くはありません。
それでも遊休地として何もしないよりは、よりよい活用方法です。
まとめ
更地の状態で放置していても税金は高く、やがて雑草や樹木が生えて管理も大変になります。
せっかく建物がなく、建物に用途が制限されない更地があるのです。
活用しないのは少々もったいないこと。
もしも手元に更地があれば、少しでも収益を上げる方法はないか、考えてみましょう。
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