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資材置き場で土地活用をする!メリット・デメリットを理解して基礎知識を身に付けよう

公開日:2024/01/05

資材置き場は、立地条件が悪くても簡単に始められる土地活用のひとつです。

初期投資を抑えて始められるメリットがありますが、押さえておくべき注意点ももちろんあります。

今回の記事では、資材置き場に向いた土地やメリット・デメリット・注意点を解説していきします。

ぜひ参考にしてください。

 

資材置き場とは

資材置き場とは、建設工事や土木工事を行う会社(以下、建設土木会社)が使う木材や器具などの建設資材を、一時的に保管しておく場所のことです。

工事などで使う資材は大量にあるため、保管スペースとして面積の大きな土地が必要になることが多いです。

会社側は、交通の便がよく、資材を多く保管できる場所を求めています。

なお、資材置き場は、常に必要とされるだけでなく、工事が発生するたびに必要になる場合もあることも知っておきましょう。

 

資材置き場に向いた土地

資材置き場に向いた土地には特徴があり、借り手である建設土木会社側と、貸し手の土地所有者の意向が一致する必要があります。

具体例は次のとおりです。

  • 土地の評価額が低い
  • アパート経営や賃貸が難しい
  • 近隣で工事がある

順を追って解説しましょう。

土地の評価額が低い

通常の土地活用が難しいため評価額が低いような土地でも、資材置き場として活用できます。

土地の評価が高い物件は、立地条件がよいなど条件面で優れており多くの活用方法があります。

一方、土地の評価が低い場合は、近隣での売買実績が乏しく売買や賃貸が難しいなどの事情はありますが、資材置き場としては活用可能です。

アパート経営や賃貸が難しい

資材置き場は、アパート経営など他の活用が難しい土地でも活用できる場合があります。

面積は十分な広さがあっても市街地から遠いなどの理由で、アパートを建設したり、店舗用に土地を賃貸することが難しい場合があります。

所有している土地の活用が難しい場合は、資材置き場を検討してみましょう。

近隣で工事がある

建設土木会社には資材置き場が必要な場合が多いので、工事現場が近くにある場合は需要が高い可能性があります。

また、現場がすぐ近くでなくても、道路からのアクセスがよい地域であれば充分活用ができます。

余裕を持って安全に保管できる場所であれば需要はあるでしょう。

 

資材置き場での土地活用が向いている人

資材置き場での土地活用が向いている人は、土地を売却せずに一時的にでも活用したい人です。

土地を持っているだけでは固定資産税管理費用がかかってしまいます。

とりあえず所有している土地をあまり手をかけずに活用したい、収益が少なくても管理費用の一部に充てたいと考える人に向いています。

また、土地に接する道路の幅が十分に確保できなかったり、建物を建設できない地域の場合でも、あきらめずに活用を考えるとよいでしょう。

 

資材置き場で土地活用をするメリット

資材置き場で土地を活用するメリットは次のとおりです。

  • 安定した収入が得られる
  • 条件不利地でも活用できる
  • 初期費用がかからない
  • 転用しやすくいつでも売却できる

資材置き場は、土地が整地されて使える状態であれば、初期投資をせずに貸し出せます。

また、アパート用地など賃貸に向かない立地条件でも、建設土木会社に借りてもらえる場合があります。

さらに、建物を建設しないので契約終了後に転用しやすく、更地として売却できる点もメリットです。

 

資材置き場で土地活用をするデメリット

資材置き場で土地活用するデメリットは次のとおりです。

  • 収益が低い
  • 節税効果が低い
  • 近隣とのトラブルが発生する可能性がある

資材置き場は簡単に始められる一方、更地で貸すため収益性が低いです。

高層の建築物や多くの借主がいないので、収入が限られます。

また、貸し出す土地は、建物の建っていない宅地として評価されるので、固定資産税の軽減が受けられません。

さらに、同じ理由で相続税上の評価も軽減されないので、節税効果は低いです。

 

資材置き場として貸し出す場合は、近隣とのトラブルにも気をつける必要があります。

昼夜を問わず、資材を運ぶ大型車両が往来する場所では、近隣住民から苦情を受ける場合があります。

近くに住宅が多い地域では向いていません。

 

資材置き場で土地活用をする際の注意点

資材置き場は始めるのが簡単ですが、注意すべき点があるので紹介します。

  • 定期借地権契約にする
  • 資材置き場が必要な業者を探した実績がある不動産会社に依頼する

資材置き場となる土地を貸す場合には、期限の決められた契約にしましょう。

期限が決められない契約だと、借主の意向により更新されてしまうことがあります。

はじめから期間を定めた定期借地権契約であれば、更新されないので安心です。

契約終了時には、よりよい条件の業者を探したり、別の用途で活用したりすることも可能となります。

 

また、資材置き場として利用してくれる建設土木業者を、土地所有者が自力で探すのは大変です。

多くの業者と付き合いがあり、資材置き場が必要な業者を探してくれる不動産会社を利用するのもよいでしょう。

 

まとめ

資材置き場は、建築土木会社などが使う木材や器具などの建設資材を、一時的に保管しておく場所です。

アパート経営や賃貸に不利な場所でも、安定した収入が得られるのがメリットです。

貸すのは更地なので初期費用がかからず、契約終了後は転用したり、売却したりすることも可能となります。

 

また、資材置き場として活用する際は契約内容に注意しましょう。

期限を決めた定期借地で契約し、資材置き場を必要としている建設土木業者を探せる実績のある不動産会社に依頼するのもよいです。

場合によっては、専門家のアドバイスを受けることも考えましょう。

 

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