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実家の土地の有効活用にはどんな方法があるか考えてみる

公開日:2023/10/17

実家から離れて暮らしている人も多くいることでしょう。

実家は両親が健在なうちは何とかなるとして、それ以後どうするかが問題です。

両親や兄弟姉妹に任せるのも限度があります。

今回は実家や実家以外に土地がある場合、その土地の有効活用をどうすべきについて考えていきます。

 

実家の土地を放置すべきではない理由

実家の管理は両親や兄弟の誰かがやってくれる。

このように実家の土地を放置しておくのは得策ではありません。

不動産は土地であれ、建物であれ、維持管理が必要です。

実家の土地を放置してしまうとどんなことが起きてしまうのか、解説します。

放置はトラブルの元

実家の土地を放置すると、人の手が入らないため当然荒れていきます。

雑草は伸び放題、樹木も越境するほど育つでしょう。

近隣にお住まいの方の視点では、近所迷惑の発端になりかねません。

こうしたクレームは市町村に伝えられ、市町村は所有者情報をたどって連絡をしてきます。

近隣トラブル防止のためにも放置はすべきではありません。

固定資産税・都市計画税が割高

土地の上に居住用の建物がある場合、固定資産税が6分の1、都市計画税が3分の1に減免されます。

更地のままで持っていると、これらがそれぞれ6倍、3倍となるのです。

また、建物があったとしても空家対策特別措置法の「特定空家」に指定されると、これらの減免もなくなります。

割高な税金は大きな負担です。

維持管理にお金と手間がかかる

税金だけでなく、不動産の維持管理にはお金と手間がかかります。

土地でも樹木の伐採、災害時の被害拡大防止など盛りだくさんです。

実家や実家が持つ土地が今住んでいる場所の近くなら負担は多少軽減されるでしょう。

もし距離的に離れているとその負担は大きくなります。

 

実家の土地を活用するメリット

土地は持っているだけでは何も生み出しません。

放置しておけば先ほどお話ししたような状態となってしまいます。

実家の土地も活用して収益を生み出すのがひとつの方法です。

土地活用のメリットは主に金銭的なメリットですが、それだけではありません。

実家の土地を活用するメリットを考えてみます。

継続的な利益を得られる

「負動産」という造語があります。

本来は資産であるべき不動産が負債、マイナスの財産であることを示した言葉です。

土地活用して利益を得られれば、それは負動産ではありません。

土地活用方法は場所によって一様でなく、得られる収益は不動産ごとに異なりますが、負動産になることは回避できます。

税金を節約

土地活用をしていると税金を節約できる場合があります。

固定資産税や都市計画税、相続税などです。

アパートやマンションのような居住用の建物が建築されれば固定資産税や都市計画税は減免されます。

また、賃貸用の建物が建っている場合、相続税の減免も可能です。

相続税の場合は、店舗など居住用物件でなくても減免の可能性があります。

管理の手間が省ける場合も

建物を建てて貸している場合、あるいは土地を貸している場合は借り手が物件を管理してくれます。

賃貸アパートやマンションは管理会社に土地や建物の管理を委託することが一般的です。

土地活用をすると面倒な管理をする手間が省けます。

この1点でも土地活用をする甲斐がある、という人もいるくらいです。

 

実家の土地を活用する際の注意点

自分の土地であれば、自分の判断で活用もできますし、場合によっては売却も可能です。

ところが、実家の土地となると自分以外にも利害を有する人たちがいます。

それは両親であり、兄弟姉妹、場合によってはその他の親族も関係するでしょう。

実家のような自分以外の関係者がいる場合の土地活用の注意点を考えていきます。

利害関係者との話し合い

自分以外の利害関係者がいる場合にはその人たちとの話し合いが必要です。

関係者が一堂に会した親族会議が有効な場合もあります。反対に個別に話し合いや説得をした方が有効な場合もあります。

どのような方法であっても、関係者の意思を統一しておくことが大事です。

合意なく進めてしまうと、どこかの段階で思わぬトラブルが発生してしまいます。

名義上所有者の確認

関係者の話し合いと並行して登記名義上の所有者の確認をしましょう。

現在ではインターネットでも手続きをすれば誰でも登記情報を閲覧できます。

もちろん、法務局でも可能です。

相続を繰り返している不動産だと、名義変更が行われていない場合もあります。

自分たちの土地だと思っていたら、遠い親族の名義も入っていることもあります。

所有関係をクリアにすることが土地活用の第一歩です。

用途規制や費用の把握

所有者を確認し、関係者の合意ができてもそれだけで土地活用はできません。

その土地でどんな活用ができるのか、その活用のためにどれくらいの費用がかかるのかを調べる必要があります。

このあたりから開発業者や不動産業者に具体的な相談をしてもよいでしょう。

彼らはいわば活用のプロなのでさまざまな提案をしてくれます。

 

まとめ

実家の土地は、今後の行動次第で資産にも負動産にもなりうるものです。

うまく活用できれば優良な資産となります。

ですが、地方や郊外では活用できないような土地があるのも事実です。

もし、少しでも活用の可能性があれば、積極的に行動してみましょう。

 

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